AMD の低レベルグラフィックス API Mantle の情報

概要

  • Twitter で既に話題になっていますが, AMDAMD 2014 というカンファレンスで Mantle という PC 向けの低レベルなグラフィクス API について発表しました.
  • 以下, スライドの画像を直訳してみます.
  • Mantle は AMD による PC 向けの低レベルのグラフィックス APIです.
  • GPU のハードウェアの機能に直接アクセスできる軽量なドライバです.
  • DirectX HLSL と互換性があります.
  • レイヤー的には内部の層から外側に向かって, GCN (AMDGPUアーキテクチャ) -> Mantle Driver -> Mantle API -> グラフィックスアプリケーション になっています.

  • Mantle の利点
    • CPU のオーバーヘッドを減らすことで, 他のグラフィックス API よりも 1 秒間あたりのドローを 9 倍多く呼び出せます.
    • 新しいレンダリングテクニック(詳細は不明)を利用できます.
    • 次世代ゲームコンソール向けの最適化を, PC にも活用することができます.

  • FrostBite3 では Radeon GPU 向けに DirectX11 の代わりに Windows の Mantle の方も使って描画して, 開発を進めています.
  • CPU 8 コアをすべてを活用した並列レンダリングが可能です.
  • CPU がGPU やシステムのボトルネックになるのを回避することができます.