論文や書籍中の ソースコード・擬似コード・数式について

論文や書籍を読んでいるときに, ソースコード擬似コード・数式がきちんと書いてあるものだと, とても理解しやすいので好きです.

理由についてですが, 自分はボトムアップな考え方をするタイプなので, 具体的なもの, 実装に強く興味を持っています.
またこれらは 曖昧な記述が許されないという意味では厳密性を持っていると思います.

一方で文章だと, 曖昧な記述ができるので厳密性に欠け, いくらでも逃げ場ができます. 嫌な考え方かもしれませんが, 実は筆者の理論は不完全なのではないか?  というか, そもそも自分が説明している内容すら理解しておらず インチキなのではないか? とさえ思ってしまいます.

そういう意味では, 例えば文献中のアルゴリズムに対する理解を着実に深める最良の方法は, 文献を元に実際にプログラミングしてみることだと思います.

文献で説明されている情報からそれができない場合, アイディアとしては役に立つかもしれませんが, それを実装するプログラマには役に立たないものだと思います.