BRDF のシェーディングモデルと BRDF の実測値の比較結果の説明
BRDF のシェーディングモデルと BRDF の実測値の比較のグラフ
- 下図は 実測したマテリアルの BRDF に対して, 数式ベースの各種 BRDF シェーディングモデル(He, Cook-Torrance, Lafortune, Ward, Blinn-Phong)のパラメータを調整して当てはめた際の誤差を表したものです.
- グラフの横軸は実測したマテリアルの数(0-100個)を表していて, マテリアルはLafortune モデルとの誤差が少ない順にソートされています.
- 縦軸がマテリアルの数に対する誤差です. 単位は log(Error / Max Albedo)らしいです.
- また各種シェーディングモデルごとの結果は色分けした折れ線グラフになっています.
- 横軸のマテリアルの数の増加に対して, 下の方にある折れ線グラフの方が誤差が少なくて良いモデルということになります.
結論
- まず, この中のシェーディングモデルでは実測した様々なマテリアルをうまく表現できているものが残念ながらなさそうです.
- ただ この中では, He と Cook-Torrance がエラーが少なくて傾向であることがわかります.
- この理由についてはフレネルを計算に含めているから, と言うことらしいです.
- でも He についてはパラメータの自由度が高いらしいので, この中だと Cook-Torrance が良さそうです.
- 最後に, 下にこのグラフに対する元の論文の原文の説明を書いておきます.